小さな存在だった
それさえも無視して私は走った
誰も待ち望んでいない結果を目の前に
道路に赤い花が手向けられていた
タイヤに踏みつぶされぺしゃんこになっているがその綺麗さが伝わる
そういえば何をプレゼントするか考えていなかった
花をプレゼントしよう、そう考え方向を変え近くのフラワーショップに入った
植物の匂いは苦手だがどの花も綺麗だった
どの花にしようか迷っているとある一つの花が目にとまった
値札を見てみると、これはアネモネというらしい
とても素敵な花だと思い私は購入を決めた
私は色とりどりのアネモネのブーケを持ち再び走り出した